題材について |
6年生の造形遊びで使った大量の白いビニール紐やロープを再利用した活動です。教室の上部に張られたワイヤーから一本の紐をたらし、そこにひとつかみのビニール紐の塊をくくりつけたら、紐を結びつけたり、たらしたり、切ったり、つなげたりしながら形の変化を楽しみます。
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キーワード |
再利用、ぶらさげる、ゴミ、ゴミじゃなくなる
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評価規準 |
・ぶらさげた紐の塊に、様々な行為で働きかけることを楽しんでいる。
(関心・意欲・態度)
・塊の形や状態の変化の中から自分の表したいことやつくりたいものを見つけ、イメージを膨らませている。(発想・構想の能力)
・材料や道具の生かし方や扱い方を考え、結び方や巻き付け方などを自分なりに工夫しながら思いを形に表そうとしている。(創造的な技能)
・自分や友達の作品や活動のよさに気づき楽しく鑑賞している。(鑑賞の能力)
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領域 |
A表現(1)(2)
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学年 |
3学年
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時間 |
2時間
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材料・用具 |
使い終わった大量のビニール紐、ロープ、はさみ、セロテープ
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場の設定 |
図工室(机の上部にワイヤーを張っておく)
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活動の流れ |
1.机上部のワイヤーに紐を一本結びつける。
2.大量のビニール紐の塊から、ひとつかみをハサミで切り取る。
3.たらした紐の先端にひとつかみの塊を結び付ける。
4.ぶら下がった塊に、別の紐を巻きつけたり、結びつけたり、切ったりと、色々な行為を試しながら塊の形が変化していくことを確かめる。
5.いろいろな行為を試す中から、自分なりにつくりたいものや、つくりたい形のイメージをふくらませていく。近くの友達の作品とつなげてもよい。
6.教室を回り、お互いの作品を鑑賞しあう。
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こどもの様子 |
・ワイヤーが張り巡らされた教室に入ってきた子どもたちは、いつもと違う図工室の様子に、「なにこれー!?」「今日これ使うの!?」とすぐに興味を示しました。さらに、「今日の材料はこれです!」と教室の前方に山積みにした大量のビニール紐やロープのこんがらがった塊を紹介すると、「うわー!」「え〜!」「なんじゃこりゃ!?」「ゴミじゃーん!」と、動揺を露にしました。
・口では「ゴミだ」と言いながらも、大量の紐の塊に手を突っ込む子どもたちの顔はとても嬉々としています。ひとつかみを切り出して紐の先端にぶら下げてみると、それはすでに“ゴミ”ではなく鑑賞の対象物としての存在感を放ち、同時に「ああしてみたい」「こうしてみたい」と子どもたちの意欲を喚起する、ある予感を含んだ「何ものか」に変貌します。
・「どんどん大きくする!」「ぐるぐる巻き付けたい」「もっと下まで伸ばしてみよう」「フワフワに裂いてもいい?」と、それぞれが思い思いの行為でその塊に働きかけていきます。様々な行為を試し、形の変化を確かめる時間が続き、次第に一人一人のイメージが形や言葉となって立ち現れてきます。
・「そうだ、これは鳥の巣にしよう。鳥もつくっていいですか?」「これは惑星がつながってるんだよ。」「ここに悪者がいて、ココに行くにはココから登ってこうなって、それからえーと…」と想像を膨らませながらつくる子や、目や羽をつけたりして生き物や人の形にしていく子、近くの友達とつなげてつくっている子、抽象的な形のおもしろさを追及する子など、活動は多様に広がっていきました。
・短い活動でしたが、最初は“ゴミ”に見えた紐の塊が、ひとつかみをぶら下げるという僅かな操作でゴミではない“何ものか”となり、自分の体と感覚で働きかけることで、それが次第に自分にとって固有の意味を持つ“作品”として立ち上がっていくという表現行為の過程をじっくりと見とれる2時間でした。
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