題材について |
養生シートの特徴と、学校内の選んだ場所や環境の特徴を基に発想し、学校内の場所をつくり変えることを楽しむ。
「養生シート」は、好きな長さに切ることができ、まるめたり結んだりしやすい材料です。造形遊びでは、子どもの多様な発想に応えることのできる材料を選ぶことが、活動を豊かに広げることにつながります。本題材は、この養生シートの特徴と、場所や環境の特徴を考え合わせて発想しながら、学校内の場所を楽しく変えてみようという題材です。養生シートを持って校舎内や校庭を歩き回り、気に入った場所を見付けることから始まるこの活動は、材料と場所や環境を考え合わせながら発想や構想を繰り返し、友達と関わり合いながら、つくり、つくりかえ、つくる活動が展開されるのではないかと考えました。
|
|---|---|
キーワード |
材料、場、環境
|
評価規準 |
・ 材料と場所の特徴を生かしながら学校内の場所を変えることを楽しんでいる。
・ 養生シートと場所や環境の特徴を考え合わせながらどんなことができるか発想している。
・ 養生シートと場所や環境の特徴を生かしながら、工夫してつくっている。
・自分たちや友達のグループの活動や作品のよさや美しさを感じている。
|
領域 |
A表現(1)
|
学年 |
高学年
|
時間 |
2時間
|
材料・用具 |
材料:養生シート、テープなど
用具: はさみ、脚立、椅子など
|
場の設定 |
校内や校庭の遊具など 事前に図工で使用することを伝えておく
|
活動の流れ |
1/養生シートを持って校舎内や校庭に行き、場所の雰囲気を感じながら、シートで何ができるか試す。
2/風や光、場所の雰囲気を感じながら、シートでいろいろと試し、意見を出し合い場所を決め、活動をはじめる。
3/活動する中で思いついたことや、新しい気づきを取り入れながら自分たちのイメージをもとにつくっていく。
|
こどもの様子 |
・図工室では、養生シートを体に巻き付けて遊んでいましたが校庭に出たとたん、子ども達の活動は、シートを風になびかせたり、光に透かしてみたり、場所や環境の特徴を基にしたものへと自然と変わっていきました。子ども達は、風と光、場所の雰囲気を感じながら、シートでいろいろと試し、グループで意見を出し合いながら場所を決めていました。これは、材料や場所などの具体的な特徴をとらえようとしている姿であるとともに、発想や構想の能力を発揮しはじめている姿だといえるでしょう。
・遠くから見て形を考え直したり、遊具の空間の奥行きに配慮しながら活動したりする子ども達もいました。風が吹いてシートがなびいたのをきっかけに、今までやってきたことをやめて、シートを細くはさみで切って結ぶということをはじめからやり直したグループもありました。これは、発想構想の能力と創造的な技能そして鑑賞の能力が総合的に発揮されている姿でしょう。休み時間には、他のクラスや他学年の子どもたちがたくさん遊びにきてくれました。自分たちが感じてつくったものに、他学年の子ども達が興味をもってくれたことは、高学年ならでは格別な喜びだったようです。
|








